あの頃の神戸市 六甲山・摩耶山
神戸市の市街地には六甲連山が隣接しています。1885年に英国人のグルームが六甲山に別荘を建てて以降、居留地に暮らす外国人の別荘所有が進みました。グルームの創設した日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」に代表されるように、登山やスキー、スケートなどの外国人が始めたレジャーは、日本人にも広まっていきました。大正期以降は交通系企業によってロープウェイ、ケーブルカー、ドライブウェイ、ホテルや貸別荘などが整備され、アクセスが向上した六甲山は観光地として発展していきました。
摩耶山には古くから忉利天上寺(とうりてんじょうじ)があり、修行僧や参拝者が訪れていました。1925年に摩耶ケーブルが開業し、より多くの人びとが訪れる観光スポットになり、山上の駅付近には茶店も並びました。観光資源が紹介された絵葉書からは、六甲山・摩耶山の賑わいが感じられます。